男子劣化社会を当事者が要約しました

過度にポルノを見ることが、集中力や情緒面での健康といった、生活の他の部分にどんなに悪影響をおよぼすかを訴えた若者たちもいました。彼らはポルノを見ながら自慰行為するのをやめたとたん、私生活や前途にポジティブな大変化が起きたことに気づいたといいます。

なぜ男性が情けなく劣化の途を辿っているのでしょうか?その原因について、米の臨床現場における薬物療法の現状やポルノによる生殖機能が鈍る作用などトリビアルな研究結果を網羅的に紹介し、解決策を提案するまでが本書の主題です。

勤勉さの欠如、シャイ、衝動的といった人。父親不在、刺激的なゲームの存在、オンラインポルノへアクセスしている人。女性のニーズは認めるものの男性のそれには配慮しない法や制度がもたらす政治的そして経済的な帰結や、テストステロン[男性ホルモン]の減少とエストロゲン[女性ホルモンの一種]の増加という環境が引き起こした生理学的変化、メディアの影響、近年の不況による就職難、多くの国々で学校システムが少年の好奇心を掻き立てる環境づくりに失敗している事実といった「仕組み」を知りたい人は特に一読ください。

男子劣化社会を要約

テクノロジーの変化がコミュニケーションの質に影響をおよぼした結果、人との交流の仕方がわからないために人との接触を嫌う新種のシャイネスが登場しました。それにより練習不足に拍車がかかって、ますます他人から自分を遠ざけるようになりました。

オンラインポルノの頻繁な視聴は学校の成績を下げていました。問題は単にポルノを見ているせいで他のことをする時間が奪われているだけではありません。認識や知覚や想像的好奇心が興奮し、時間の経過を忘れ、他の事柄に対する注意力が落ちるという認識吸収効果があります。

【シャイネス】人との交流の仕方がわからないために人との接触を嫌うようになり、それにより練習不足に拍車がかかって、ますます他人から自分を遠ざけるようになった人たち。

リアルよりもネットを優先してしまう理由

シャイネスはゲームとポルノの過度な使用がもたらす結果の一つであると同時に、その原因でもあります。くしくも私たちの調査に参加したある若者はこんなコメントをしました。

恋に敗れた経験がある人なら理解できる話しではないでしょうか?

もちろん上手くいくものなら、誰もがリアルで異性とお付き合いしたいに決まっています。しかしながら、お金はかかるし相手の機嫌も伺わないといけません。

上手くいけば万々歳ですが、失敗した時には次はなくまた振り出しに戻ります。

こうして上手くいかないことが続くことで、次第に無気力になって行動すること自体を止めてしまいます。

そこにとって代わるのがネットポルノですね。簡単に満たされない心を埋めてくれます。そしてそれが習慣となり、結果として手軽に快楽を得られるネットにハマってしまうのも必然といえます。

ゲームという選択肢にとらわれすぎない

カリフォルニア州パロアルトにある未来研究所のゲーム調査開発部門ディレクターであるジェイン・マクゴニガルの計算によると、世界で人々は毎週合計三〇億時間をゲームに使っているとのこと。

昨今はゲームにおいてもゲーム配信やゲームの世界大会での賞金によって、全く無価値なものであると断言できません。

しかしながら、極端に偏ってしまうのは自分自身の可能性を狭めてしまいかねません。選択肢を狭めないためには、やはり勉強に重点を置いて時間を割くことが大事になってきます。

何もゲームは全くしないということはせず、たとえば短時間で気分転換のためにプレイするなど、メリハリをつけることでバランスの取れた生活を送ることができます。

ポルノの見すぎがより異性との付き合いを難しくしている

政策調査研究所が五〇〇人のティーンを対象にニ〇一四年に行った調査では、男子の三人に二人と女子の四人に三人が「ポルノはセックスについて現実的でない態度を引き起こす」と答えました。また、彼らの三分のニがポルノは「病みつきになりやすい」、男子の六ニパーセントと女子の七八パーセントが「若者のセックスや恋愛観に悪影響を与えかねない」と考えていました。

ポルノは実生活の女性と違って、コミュニケーションやお金のやりとりなど、都合の悪い部分を排除しています。そのため魅力的なルックスや美しいボディが相まって、より刺激的な感情を引き立てられます。

ですが、そうしたポルノ中毒は相手に身体だけの関係を求めてしまうため、より一層、現実で異性とうまく接することができなくなってしまいます。

したがってポルノは空想であり、現実的ではないのだということを改めて認識する必要があります。

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